長男と一緒に不登校を楽しもう

小3の長男が不登校になりました。

息子に振り回されてばかりだけれど、それでもなんとかつかみかけていること

先日の記事で息子とのドライブの話を書きましたが、ほかにもどんな感じで息子に振り回されるのか、そのいったんをまずはお話したいと思います。

 

保育園の夏祭りの日、妻が留守だったので、長男に保育園のお祭りについてくるか、それとも家で留守番のどちらがいいかをたずねました。

留守番のあいだは大好きなDVDを見てていいよとも言ったんですが、留守番はイヤ、保育園の夏祭りに一緒に行くのもイヤとなりまして…

 

「妹ちゃんと弟くんが楽しみにしているやつだから、お父さんは連れて行ってあげたいんだよ」

 

と必死に説得を試みるも決して首を縦にふることはなく…

結局このときは、長女と次男があまりにもかわいそうで、かといってどうしていいか分からず、恥ずかしながら私、泣いてしまったんです。子どもたち3人の前で。

 

そうしたら、ようやく私の切実さが伝わったのか、長男も泣きながら保育園についてきてくれました。

 

こんなこともありました。

長男が遊びに行きたいと言うから準備してるのに、急に「やっぱり行かない」と言い出しました。これは本当によくあります。

行きたくなくなった原因がはっきりしてるときもあれば、まったく分からないこともあります。原因がはっきりしている場合は、例えば準備の途中で別の遊びをしだした長男をとがめたときなどです。

 

先日は長女のお誕生日会を家族で開くため、長女のリクエストで外食しようとしたのですが「ぜったいに行かない」と言って聞きませんでした。これについては、はなから行く気がなかったですね。でも長女の誕生日で、長女のリクエストだったので、家族みんなでお祝いしたいことや、自分の誕生日のときに同じことされたらイヤでしょ?などと必死に説得を試みました。

 

まあ、こんな感じで、長男は家族で行動をともにすることにかなりのストレスを覚えるようですが、私のほうにも、どうしても長男にこちらの都合に合わせてもらわなくてはいけない瞬間というものがあります。

 

で、そういうとき、ことごとく失敗してきたのですが、ようやく最近見えてきたことがあるのでそれについてお話したいと思います。

 

正論でさとさない。

 

例えば自分が行きたいと言ったくせに、急に行きたくないと言い出したとき。

そんなふうにころころ言うことを変えるとみんな迷惑なんだよ、大変なんだよ、というような正論を言わない。

予定は前もってしっかり立てようね、などと言わない。

言ってもいいのかもしれないけど、まさにいま問題が起きているというときに言っても通じないし、火に油を注ぐだけ。

 

相手の気持ちになって、と言わない

 

私自身、相手の気持ちになりなさい、とか、自分がされてイヤなことは他人にしない、とかいうことをよく言われて育ちました。なので長男にもついつい言いがちなのですが、これはまったく功を奏しませんね。むしろ逆効果。

 

それに、たぶんですけど、長男も自分のワガママが他のだれかに迷惑をかけている自覚はある。でもそれより自分のほうが大事というか、要求を通したくて仕方ない、がまんできないと感じている節があります。

 

約束を取りつけない

 

例えば長男の不登校が始まったころ、「今日1日は充電して明日からがんばろう」というような約束をしていました。

そのときは、本人もうんうんうなずいて、私も長男のリクエストにめいっぱい応えていたんです。

でもやっぱり次の日、学校には行けないんですね。

 

この方略のよくないところは、約束を破る長男への愛情が薄れ、イライラしてしまうことです。

こちらは、あんなに充電してやったのに!

という感情がどうしても芽生えます。登校できないのは長男の問題ではないのに、思考が短絡的になり、長男は私の苦労をなにも分かってない!となってしまいます。

 

お父さんは信じてるよ、と言わない

 

なにかしらのルールを守らせるとき、よく長男に「お父さんは長男くんのことを信じてるからね」と言ってたんです。

だけど、これは約束を守れなかったときの自己肯定感を低めると妻から指摘されました。約束を取り付けない、と似たような話でしょうね。

 

ということで、どう接するのがいいのか、

 

ということになりますが、これっていうのが見つかっていれば私も苦労しないわけで…

まだまだ試行錯誤中ですが、いちばんよさそうなのは、とにかくひたすら、長男を愛している、大事にしているということを伝えることだと思っています。

 

例えば無理難題をふっかけてきたときに、

 

「お父さんは長男くんが大好きだよ」

 

「大好きな長男くんの頼みごとだから、なんとかかなえてあげたい。でも残念ながら、いまはできないんだ」

 

「かなえられないことで、長男くんを悲しませることになって、お父さんは本当につらい」

 

このようなことを、言葉を少しずつ変えながら何度も何度も言います。

 

うちの長男の場合、最初は聞く耳を持ちません。ですが、少なくとも暴力がいったん止まります。何度もたたみかけるうちに、ぽろっと妥協案を口にすることがあります。

 

「DVD見れるなら留守番する」

 

とか

 

「おもちゃ買ってくれたら出かける」

 

とか。

 

そういった言葉が出てきたら、決して否定しません。でももちろんその妥協案が全然妥協になってないこともよくあります。

 

ここで一息ついて、ようやく交渉のテーブルに相手がついてくれたと気持ちを新たにします。

 

こちらからも妥協案を提示します。向こう(長男)が妥協案を示したのに、こちらが示さないのはフェアではありませんから。

そこからはお互いのやりたいことをすり合わせます。これも本当に根気がいりますが、この時点で長男の荒れようは半減しています。

 

交渉の結果、余計な出費をすることもあります。それは現時点ではやむを得ないと、私は腹をくくっています。例えば、このあいだは長女のお誕生日会に長男に参加してもらうために、長男の要求をのんで3000円のおもちゃを買い与えました。

 

ダメじゃんと思うかたも多いと思います。私もそう思います。でもいまの私のスキルではこれが精いっぱいでした。少なくともこれで、1年に1度の長女のお誕生日会を無事に開けたので、私はその成果を(自分自身で)評価しています。

 

そして、突発的に長男に出費した3000円はどこかで、例えば長男の誕生日とかで、機会あるごとに回収していこうとたくらんでいます(笑)そういうのもアリだと思います。

 

いまのところこんな感じで長男に振り回されつつなんとかやっています。