ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

私(男)が「出産を経て〜」と言うと笑う人たちがいる。

先日、同窓会に参加した。

その席で、この10年ほどのあいだ、どんなことがあったかをひとりずつ発表することになって私(男)は「結婚と出産を経まして〜」と発表した。すると会場内から笑いが起こった。

 

人前で話すときウケをねらってしゃべることはあるが、このときはまったくそんな意図はなかったので、正直、笑われたことが意外というか、納得がいかなかった。笑われた理由は落ち着いて考えれば分かる。男のあなたが出産はしないでしょ、子どもを産んだのは奥さんのほうでしょ、とそういうことだ。ちなみに聴衆の男女比はほぼ半々で、別に男性から笑われたとか、女性から笑われた、という話ではない。

 

こんなことを書くと自分を美化するようでそれは本意ではないのだけど、私としては妻とともに出産を乗り越えたという自負がある。出産前には妻が切迫早産で入院をしたこともあったし、次男の出産前には長男と長女の保育園の送迎をしたり、ご飯を毎食作ったり、たしかに私はお腹を痛めてはいないけれど、妻とともに出産を乗り越えたと思っている。だから自分の感覚としては「出産を経て」という発言は自然なものだった。

 

そんな私の発言を笑われて、ちょっと私は残念で悲しくもあった。もちろん聴衆に私をさげすむような意図はなかったことは分かっている。10年ぶりくらいに会った気心知れた旧友なのだから。それでも私は釈然としなかった。

 

ただその一方で、私が「出産を経た」というのは世間一般の感覚から言っておこがましいことなのかもしれないとも思う。それはやっぱり、私自身はお腹を痛めたわけではないから。同窓会のときは笑われただけだったが、時と場合によっては、怒られるような発言だったのかもしれない。お前(男)が出産を経たなんて軽々しく発言するなと。お前に出産の痛みは分からんと。そう思うと、やはり男が出産というワードを口にするものではないのかもしれないという気になる。

 

しかしそういう風潮はあまり好ましくないのではないか? イクメンという言葉でさえ、もはや新鮮味のなくなったいま、出産を女性のこととして捉えず、夫婦のあいだに起こる一大事として考えるということはむしろ自然なことだし、いまの世の中が向かうべき方向なのではないだろうか。

 

よく「出産後、母親はすぐに母親としての自覚を持つことができるが、父親はなかなかその自覚を持てずにいる」なんてことを聞くけれど、その一方で、男性が出産という言葉を口にすると笑いが起こるような風潮が残っているのが現実なのだ。妊娠が分かったときから、男性も女性と同様に心構えを持ち、出産と向き合い、産後を乗り越える。それが自然なことになれば、おそらく男性も胸を張って「出産を経まして〜」と言えるようになるのではないだろうか。そんな世の中になればいいのにな、と思う。

 

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