ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

娘とテントウムシと朝の光。

自分で言うのもなんだけど、ぼくは娘(3歳)と超仲良しだ。

 

お風呂だって「パパと一緒がいい」と言ってくれるし、寝るときだって「パパと一緒に寝たい」と言ってくれる。このあいだの休日はめずらしく娘と二人きり(我が家には6歳の長男と0歳の次男がいる)で電車に乗って公園に出かけて、それはもうデートと呼んでいいものだった。

 

そんな娘を毎朝自転車の後ろに乗せて保育園に向かうのだが、娘が玄関先でアンパンマンの靴をはいているとき、ふと、テントウムシがぼくの足元に止まった。典型的な赤に黒い斑点のあるテントウムシではなく、黒にオレンジがかった斑点のあるそれであった。娘は特別昆虫が好きというわけではなかったけれど、昆虫の中でもダンゴムシに匹敵するほどの人気を持つと言っても過言ではないテントウムシであるので、娘に教えてあげたらきっと喜ぶだろうと思った。飛ぶなよ、飛ぶなよ、と心のなかで祈りながら、娘が靴をはき終わるのを待った。

 

そうして娘が靴をはき終えて玄関を出てきて、いざ、テントウムシのことを伝えようとしたその瞬間、ぼくの想像以上に娘が勢いよく飛び出してきて、テントウムシを踏んでしまいそうになった。ぼくはあわてて娘の手をつかんで引き寄せたのだけど、わずかに娘の足がテントウムシを踏みつけて、瀕死の状態になっていた。いかに3歳の小さな女の子とはいえ、テントウムシからすれば巨人なのだから、ふまれてしまえばひとたまりもない。

 

娘は娘で、ぼくが急に腕をつかんだものだから、ちょっとびっくりした様子で立っていた。ぼくはなんだか、娘に対してテントウムシを踏んだという事実を伝えきれなくて「あ、いやね、テントウムシがね、そこに止まっていてね……」としどろもどろに説明して「保育園に送れるから、もう行こう」と娘と一緒に自転車乗り場に向かった。

 

その後、自転車の後ろに娘を乗せて保育園に向かったのだけど、いつもは陽気な娘がなんだか静かだった。ぼくが娘の腕をぎゅっとつかんだことが嫌だったのか、テントウムシを踏んだことをなんとなく察したのか、それとも全然関係のないことが原因なのか、それはよく分からないけれども、とにかく娘は元気がなかった。テントウムシがぼくの足元に止まったあのとき、それを伝えて喜ぶ娘の顔を想像したのだけど、ちょっとしたボタンのかけちがいみたいなもので、うまくいかなくなることはよくある。ぼくは朝の光をあびながら、おそらくは死んでしまったであろうテントウムシに思いをはせ、ペダルをこぎ続けた。

 

twitterやってます。

※ブログ記事へのコメントは可能ですが表示はされません。