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ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

絵本で性教育。5歳息子と2歳娘に読んでみた。恥ずかしがるのは親だけよ。

我が家には5歳の息子と2歳の娘がおり、さらに妻のお腹のなかには3番目の子どもがいます。僕たち夫婦は、出産という一大イベントを子どもたちにも間近に感じてもらいたいと思っていて、2番目の娘が生まれるときには息子を出産に立ち会わせました。そして今度の出産でも、娘を加えた家族全員で立ち会うことを考えています。

 

このことからも分かるかもしれませんが、僕たち夫婦は性についてなるべくオープンでありたいという立場です。オープンでありたいと考える理由は、本来、性というものは子どもを作るために必要となる知識や行為であるのだから、子どもたちに「恥ずかしいもの」というような偏見を持ってもらいたくないと思っているからです。性はとても自然で大切なものであることを伝えたいし、ひいては自分自身を大切にしてもらいたいと思っています。

 

とはいっても、子どもたちが思春期にさしかかったときに改めて「そもそも性というのはね・・・」なんて語り合うのはやはりハードルが高いというかたも多いでしょう。そういうかたにお勧めなのが、性について扱った絵本を読み聞かせるという方法です。ここでは就学前くらいの子どもを想定しています。幼少期であれば、男女の違いや、赤ちゃんができる仕組みも、素直に事実として受け入れることができると言われています。

 

とまあ、なんだかえらそうにいろいろ書きましたが、実のところ僕自身、この手の絵本を子どもたちに読み聞かせたことはありませんでした。今回、3番目の出産が近づいてきたこともあり、いい機会なので、5歳の息子と2歳の娘に読み聞かせてみました。そのときの様子をシェアしたいと思います。

我が家でも初めての試みで、どの本が子どもたちにあっているか分からなかったので、とりあえず今回はすべて図書館で借りました。(図書館てこういうときに本当に助かります)

 

ところで今回ご紹介する本では、当然ながら男女それぞれの大切な体の部位や役割を読み上げる必要があったり、裸の男女が抱き合う絵が描かれたりします。性についてオープンでありたいと考えている僕ではありますが、自分が育ってきた環境は典型的な性についてクローズドな環境でしたので、やっぱり中にはこれは読みにくいなあと思う箇所もありました。もしかすると同様の感覚をお持ちの方も多いかと思い、各本においての読みやすさについても触れたいと思います。

ただ、読みにくさというのはあくまで僕たち大人だけの問題で子どもたちは本当に素直に聞いてくれました。目をそむけたり、からかったりというのも、少なくとも我が家ではなかったので安心してください。

 

ではお待たせしました。本のラインナップです。

  

おちんちんのえほん (からだとこころのえほん)

おちんちんのえほん (からだとこころのえほん)

 

1冊目。

いきなりストレートなタイトルですが、借りてきたすべての本にざっと目を通し、まずはこれを1冊目に選びました。なんとなく読みやすそうだったからです。

この本では「プライベートゾーン」という言葉が出てきます。この本に限らず、今回借りてきた本の中にはこの言葉がよく出てくるのですが、水着で隠す部分という説明がなされています。

プライベートゾーンは人に見せるものではないんだよ、というような話があり、お風呂でもプライベートゾーンは自分で洗おうね、と書いてあります。

さらに、性的被害にあわないよう知らない人についていっちゃいけないとか、あなたのプライベートゾーンを見ようとするひとがいること、逆に自分のプライベートゾーンをあなたに見せようとする人がいること、などが書かれています。

男性の大切なところ、赤ちゃんができる仕組み、などが出てきますが、女性の大切なところを読み上げる必要はありません。ただし、裸で抱き合うパパとママの絵が出てきますので抵抗を持つ人もいるかも。ちなみに我が家で読んでみたところ、「どうして裸なの?」みたいなことを言うだけで「パパとママが仲良しだからだよ」くらいで納得してもらえました。さらにこのシーン、裸のママのお腹にはすでに赤ちゃんがいるので、赤ちゃんを作ろうとしているシーンではないみたいです。(妊娠後でも男女の営みは大切にしましょうという意図なのかな?)

 

余談ですが

おちんちんは、さきっぽの ひふを したに おろして、おゆを かけて、やさしく あらおう

と書かれていますが、皮膚科であまりそれはしないほうがいいと言われたことがあります。どちらがいいんでしょうね・・・。

 

いいタッチわるいタッチ (だいじょうぶの絵本)

いいタッチわるいタッチ (だいじょうぶの絵本)

 

2冊目。

擬人化された犬の話で、男性の大切なところ、女性の大切なところ、赤ちゃんができる仕組みのいずれも出てこないので、1冊目よりも読み聞かせしやすいかと思います。子どもに性教育なんて・・・と躊躇している方はここらあたりから始めて見るのをお勧めします。

この本では、自分の体を大切にしましょうということに主眼が置かれているようです。

わるいタッチとは、簡単に言えば性的虐待や暴力のことで、そういうことが起こり得るという警告であり、自分の身を守るすべを分かりやすく説明しています。

万が一被害者になったときに、子どもはそれを打ち明けることをためらうことがあるそうです。この本ではそうならないように、適切な助けの求め方をアドバイスしています。

現に僕の息子も、保育園で友だちにたたかれた、友だちをたたいたというようなことが出てくるようになっていて、それは悪いタッチだよと話して聞かせました。「たたいちゃダメ」とストレートに叱るよりも効果的なように思われました。本の末尾には、性的虐待について著者による解説があります。

本を読んだ後には、ぜひお子さんに「いいタッチ」をしてあげてください。

 

ぼくのはなし (おかあさんとみる性の本)

ぼくのはなし (おかあさんとみる性の本)

 

3冊目。

かわいい表紙〜、と油断したあなた! 表紙であなどるなかれ、「おちんちんのえほん」よりもばっちりと男女が交わるシーンが描かれています。女性の大切なところ(英語表現)もはっきりと読み上げる必要があります。読む難易度としては結構高めです。

性教育としては大変優れた本だと思いますが、この本にはひとつ問題点があると思っていまして、一番最後に唐突にお父さんの死が語られます。作者の意図としては、お父さんは「ぼく」という大切なものを残してくれた、ということを伝えるためのようですが、死んだ理由についてまったく書かれておらず、子どもにとって親が死ぬというのは大変なことなのでもう少しフォローがあってもよいのではないかと思います。

案の定、僕の息子は、お父さんの死にショックを受け、この本は絶対にもう読まないと言いました。最後のページ以外は関心を持って読んでいただけにもったいない気がします。

その一方で、2歳(もうすぐ3歳)の娘はこのお父さんの死のシーンを気に入っていて(?)、何度も読んでと言います。今回借りてきた本のなかで、娘の一番のお気に入り。子どもの感性というのは面白いですね。

 

余談ですが、「おかあさんとみる性の本」と書かれていて、やや時代を感じます。もちろん、おとうさんと読んでもなんら問題はありません。

 

わたしのはなし (おかあさんとみる性の本)

わたしのはなし (おかあさんとみる性の本)

 

4冊目。

「ぼくのはなし」の姉妹本です。「ぼくのはなし」と一緒に読むのがお勧めです。

この本では、赤ちゃんができる仕組みについては触れられていません。その代わりに、性的な被害にあわないようにするにはどうしたらいいのか、変な人が近づいてきたらはっきりと断り、周りの大人に相談しましょう、というのがテーマとなっています。2冊目の「いいタッチわるいタッチ」と内容は似ています。

洋服と心の関係を語っているのがおもしろいですね。スカートをはいているのもわたし、かっこいいズボンをはいて活発なのもわたし、というような話があります。

 

なぜなのママ?―3歳からの性教育絵本 (3歳からの性教育の本)

なぜなのママ?―3歳からの性教育絵本 (3歳からの性教育の本)

 

5冊目。

末尾の解説によれば、この本は日本ではじめての性の絵本らしいです。作者には、アンパンマンでおなじみの、やなせたかしさんのお名前があります。

残念ながら、うちの子どもたちの食いつきはあまりよくありませんでした。「3歳からの性教育絵本」と書いてあるように、今回借りた本のなかでは、最も小さい子どもに読み聞かせしやすい内容だったので、5歳の息子には物足りなかったのかもしれません。

とはいえ、赤ちゃんができる仕組みについては結構詳しく書かれています。男性の大切なところは言葉にする必要がありますが、女性の大切なところは言葉にする必要はありません。

この本の末尾に書いてあった文章が大変胸に響いたので引用します。

子どもに「なぜ?」ときかれたら、この絵本を読んであげてください。もし、あなたがドキドキしたり、顔を赤らめるようなことがあったら、もう一度、子どものころの気持ちに戻って読み返してみましょう。そして、恥ずかしく思うのは、あなた自身が性への偏見をもっているからだということに気づいてください。 

  

ぼくどこからきたの?

ぼくどこからきたの?

  • 作者: ピーターメイル,アーサー・ロビンス,Peter Mayle,たにかわしゅんたろう
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 大型本
  • 購入: 1人 クリック: 9回
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6冊目。(これで最後です)

今回取り上げた絵本の中では唯一の海外の絵本。そして最もはっきりと赤ちゃんができる仕組みについて書かれています。読みにくさでいうとナンバーワン。内容もさることながら、ページ数も多い。

読みにくいと書きましたが、僕が求めていたものはまさにこの本でした。これを読み聞かせることができれば、そしてその内容を理解してくれるのであれば、僕の中での性教育は終わったと言っても過言ではない感じです。

ちなみに5歳の息子は最も関心を示してくれました。(2歳の娘には内容が難しく、長すぎます)読みにくい(言葉にしにくい)文章、裸で男女が抱き合うシーンが出てきますが、それを読んでも息子は笑ったりすることなく、ちゃんと話を聞いていました。偏見がない状態だと素直に受け入れることができるんだなあ〜と改めて考えさせられました。

他の本にない特徴としては、妊娠中についても月単位で説明がなされています。これも勉強になりますね。「いま、ママのお腹の中はこんな感じだよ」と話して聞かせました。

読む側にとってのハードルは一番高い本だと思いますが、それはあくまで大人の問題であって、子どもはほんとに素直に受け入れてくれます。お子さんが5歳くらいになっているのであればお勧めの本です。

 

まとめ

性教育というのは本を読んで聞かせてそれでおしまいなんてことはないですが、きっかけを作りにくいものなので、こういう本の存在意義は大変大きいと思いました。

それから、僕のなかで性教育というと赤ちゃんを作る仕組みを指すイメージだったのですが、プライベートゾーンを大切にする、万一性的被害にあったときにひとりでかかえこまないなど、僕自身が勉強になることも大変多かったです。子どもたちに教えにくいという以前に、そういうことを伝えないといけないという意識そのものが乏しかったと反省しました。

さてうちの子どもたちですが、これらの絵本のおかげで、男性の大切なところ、女性の大切なところなどを、ふとしたときに口にするようになりました。「ぼくのなかにいる、おたまじゃくし」とか(笑)。これについては「大切な言葉だから、どこでもいつでも話すことじゃないんだよ」というようなフォローを念のためにしています。でないと、保育園でいきなり、なんの脈絡もなく話しますから。

今回読んだ本の内容が本当に実を結ぶのはまだまだ先のことだと思いますが、そのときもこのブログを続けていたら改めてご報告します。長文を読んでいただき、ありがとうございました。

 

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