ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

ぼくの英語の先生

育児にまつわる話題がここんとこ続いたので、今日はどーでもいー話をします。

それはぼくの高校時代の英語の先生の話です。

 

便宜的に彼のことをMr. X と呼びたいと思います。

Mr. X は私が高校3年生のときの、いわゆる大学受験において最も大切な1年間の英語の教師でありました。Mr. X の最初の授業はいまでもよく覚えています。

 

「きみたちは優秀かもしれないが、ワシントンDCのDCがなにを意味するのかもしらな〜い」

 

あ、いま、さりげなく自分が優秀だったかのように書きましたが、それ不本意なんですけども「優秀かもしれない」という表現がないと、Mr. Xの放ったいやらしさが伝わらないですからね、原文ママということで。「しらな〜い」と「な」と「い」のあいだをのばすのも、Mr. Xの特徴でした。

 

まあ、たしかにDCの意味を当時のぼくは知らなかったし、それから20年ほどが経過したいまも、Mr. Xの言葉は残ってたくせに、DCの意味は忘れてたしね。記憶ってそんなものだよね。Wikipediaで調べて、あ、DCってそんな意味やったんや、てまた思ったもんね。

 

Mr. X は、座ってる順番にどんどん回答をさせるんですが、そのときぼくが当てられた問題が選択問題で、回答に自信のなかったぼくは思わず、

「5番?」

みたいな感じで尻上がりのイントネーションで答えたんです。そしたらMr. Xが、はあ〜っとため息ついて、「お前もか」みたいなことを言ったんですね。ブルータス扱いでね。

これ、Mr. X がなにを言いたかったかというと、5番なら5番て言い切れ!ってことなんです。5番?みたいな感じで、

「私もうすうす違うとは感づいてるんですが、でも5番の可能性も捨てきれないじゃないですか、引っかけってこともありますかね〜、まあ、そこはひとつ穏便に頼みますよ、ねえ、せんせ。で、どうなんでしょう、やっぱりちがったりしちゃったりする?」

みたいに答えるな、ちゅうことなんですよ。

 

Mr. X の言うように、こんな感じで答える生徒は多かったです。そんなことじゃ社会の厳しさに耐えられないぞ、ということを教えたかったんですかね。しかし当のぼくからすると、尻上がり一派を代表して吊し上げられた感があって、20年経ったいまでも、自分が「5番」を選択したのを覚えてるくらいにはトラウマです。問題自体はすっかり忘れたけどね。

 

そんなMr. Xがある日、

to tell the truth(実のところ)

という表現を使って例文を作れって言うわけです。で、幸か不幸か、ぼくがあてられたんですね。それで言ってやりましたよ、わたしゃ。

 

To tell the truth, I love Mr. X !

 

さすがにそのときばかりは、仏頂面のMr. X がはにかんで吹き出し、いつもはピリピリビクビクしていた英語の時間がなごやかなムードに包まれたので、もうそれで自分はやるべきことをやったな、と思いました。

 

以上が受験英語にまつわるぼくの思い出です。

 

 

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