ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

ぼくの心に寄り添うもの。もの、モノ、物!

外を歩けばセミたちが、鼓膜の奥を一気呵成に刺激する夏になり、3歳の息子が通う保育園でもプールが始まった。

このプールの準備というのが、ただでさえあわただしい我が家の朝のタスクをひとつ増やすわけで、もちろん前の夜に準備をしておけばいいんだろうけど、水着が1着しかないこともあって、いやいやそんなもっともらしい理由じゃなくて単に疲れ切っていて夜のうちに準備するなんて冗談はよしこちゃんなわけです。

水着のほかにも下着やタオル、そしてそれらを名前を書いた買い物袋につめこむという所行まで強いられて、夫婦のあいだにピリピリした空気がただよい始める。プールの準備はどちらが行うと決めてるわけじゃないけど、今朝は妻が準備をしてくれて、それをぼくが確認をした。確認をしたら、着替えが入っていないことに気がついた。

 

「ちょっと着替えが入ってないよ」

「入ってるわよ、ほら」

「これは下着でしょ? シャツとズボンの着替えがいるんだって」

「あん? 着替えは入らないよ(なに言うとんじゃボケ!)」

「いるよ、連絡表に書いてあったよ」

「書いてないわよ、いるのは下着だけ(どの目で見たんか、ああ、言って見ろや、オラ!)」

「でも・・・書いてあったよ・・・」

「連絡表、私も見たよ。書いてなかったよ。なんでおんなじのを見てるのにこういうことになるんだろうね!(あたいがいらねえっつたらいらねえんだよ、あたいに意見するなんて上等じゃねえか、ああん、表に出るか? いますぐ出るか、このすっとこどっこい!)」

注: かっこで書かれた文章は、妻の表情をぼくの想像力により言語化したものであり、主観的なものであることを補足しておきます。

 

もうこのやりとりでぼくは泣きそうになった。ぼくも100%の自信がなくて、ただでさえ年をとってから文章を見間違うことも増えてきて、読書も頭に入りにくくなったりしていて、だから反論もできず妻の圧力に押しつぶされそうになった。そうしてぼくは妻に屈して着替えを持たず、息子と一緒に保育園へと向かった。

 

保育園に着くとすぐにぼくは連絡表を見た。すると、そこにはこう書いてあった。

「プールバックには、シャツとズボンのお着替えも入れるようにしてください。プール後に汗ばんだ洋服を着ずに済むようにしたいと思います」

ぼくは連絡表を眺めながら、受験勉強に明け暮れて無事第一志望の学校に合格できたかのような感慨にふけって、不覚にも涙がこぼれそうになった。そう、ぼくはまちがってなかったのだ。

 

だけども、鬼の首を取ったようなテンションで妻に文句を言う気にはならなかった。ただなにかにゆるされたかのような温かみを感じ、そして理由は分からないけれど、むなしくもあった。もはや妻との間に勝ち負けなど不毛なことだという思いがあったのかもしれない。ほれ、見てみい、ぼくが正しかっただろーがよ、この落とし前どうつけてくれるんじゃい! と言うほどの気力もないほどに、朝のぼくは疲れ果てていた。

 

話は変わって、昨日、新しい炊飯器が我が家に届いた。古い炊飯器が壊れたわけじゃなかったんだけど、内釜のフッ素加工がひどくはげ落ちていて、説明書には仮にそれを食べても健康上の問題はないとか書いてあったけど、小さい子どもたちも口にするものだと考えるとなんだか不安を感じたりもして、結局買い換えたのだ。

そうして奇しくも今朝、妻にまくしたてられた今朝、新しい炊飯器でご飯を炊いた。

新しい炊飯器は予約時間と寸分たがわずおいしいご飯を炊きあげてくれた。ぼくは息子を保育園に預けたあとの電車のなかで、そのおいしいご飯の味を思い出していた。

 

無口でぼくとつとした風貌だけれど、自分の仕事をきっちりとこなし、ぼくが朝ご飯を作るのを影ながらサポートしてくれる炊飯器が急に愛おしくなった。アイツになら自分のすべてをゆるしてもかまわない、そんな気持ちになった。

 

そうか、こうして人は人の道を踏み外し不倫してしまうのだなと気がついた、というのは大げさだけど、たしかにいま、ぼくの心に寄り添っているのは、金切り声をあげる妻ではなく新しい炊飯器だ。それは紛れもない事実。アイ、ラブ、炊飯器! ラブ、アンド、ライス! そうだ、今夜は炊飯器を抱いて寝よう。明日の予約タイマーをセットして。

 

ちなみに今回購入したのはこちら。

ZOJIRUSHI 圧力IH炊飯ジャー 【5.5合炊き】 ステンレス NP-NV10-XA

ZOJIRUSHI 圧力IH炊飯ジャー 【5.5合炊き】 ステンレス NP-NV10-XA

 

どうも型落ちしているみたいで、参考価格の半額以下で買えますよー。内釜だけを買い換えるのも検討したけど、1万ちょっとするみたいで、それに数千円足せば新品が、しかも同等の性能を持つ新品が買えるとなれば、買っちゃうよね。

保温性能もすばらしくて、朝に炊いたご飯を晩ご飯に食べたんだけど、十分許容範囲内でした。そうしてぼくはまた惚れてしまいました。

なんか炊飯器のレビューみたいになっちゃったけど、ぼくが一番言いたかったことはそういうことじゃないんだからね。でも飯がうまけりゃ、たいがいのことはゆるせちゃうよね!

 

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