ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

子どもに聞きがちだけど、聞かないほうがいいこと(保育園編)

ぼくには3歳の息子がいて、難しい単語とかを使わなければいろんな会話を楽しめるようになりました。ほんと子どもってどうやって言語を獲得していってるんだろうと不思議に思います。別に文法を教えてるわけでもないし、文字が読めるわけでもないのにね。

 

このあいだ、知人の結婚式に息子と一緒に参加したんですが、それがえらく楽しかったらしく、新婦さんにやさしくしてもらったこともあったからか、結婚式が終わっても「お嫁さん」だとか新婦さんの名前をよく口にしています。

それだけならほほえましいんですが、突然、なんの脈絡もなく「お嫁さんのおっぱい大きかったねー」とか口にしたりして、冷や冷やものでもあります。まったくだれの血を引いたんだろう・・・。

 

さて、そんな息子に振りがちな話題は、やっぱり保育園のことです。だって、保育園に預けてるあいだの様子って基本的に分からないわけじゃないですか。だからすごく気になるからついつい根掘り葉掘り聞いちゃうんです。でも、ふと、ああこれは結構デリケートな話題なんだなと考えさせられることがあって、今日はそのことについてお話ししたいと思います。

 

なんといっても一番聞いてしまうのはやっぱりこれ、

保育園楽しい?

親としては「楽しかったよ」と言ってもらえると、ほっとしてなんだか救われたような気さえするんですよね。友だちができなくてひとりぼっちでいるんじゃないかとか、いじめられてるんじゃないかとか、先生とはうまくやれてるのかとか、心配なことは山ほどあるわけで、それらが子どもからの「保育園楽しかったよ」のひと言ですべて消え去るわけです。だから、ついつい聞いてしまうわけです。

 

だけども、ぼくの息子から「楽しかった」という返事をもらったことなんてほとんどない。だからといっていじめられてるとかそういうことじゃなくて、よくよく考えればそれはなんの不思議もないことなんだけど、だって毎朝

「保育園は?」

「あるよ」

「いやー」→ 突っ伏す。

という流れが、まるでお笑い芸人のネタみたいにお約束ごととしてあるわけで、そんな気持ちで通ってるわけだから、そりゃあ楽しいわけなんてないんですよ。でもどうしても聞いちゃうんですよねえ。今日こそは「楽しかった」って言ってくれるんじゃないかと、そういう期待を込めて。

 

だけど最近になって、ぼくが「楽しかった?」と聞くこと自体が息子へのストレスになりかねないと気がついたんです。だって、全然楽しそうな顔してないし、かといって「楽しくなかった」とも答えないんですよ。ぼくを無視することもあるし、ときどき、うまく話をそらそうとしているようなことも見かけるし。3歳児がですよ、不器用ながらも話題をそらそうとするんです。なんか痛々しいじゃないですか。

 

それと、楽しいとか楽しくないとか、そんな単純に白黒つけられないことが、たとえ3歳児であってもあるんじゃないかなあとも思うわけです。

大人だって「今日、仕事楽しかった?」と聞かれて「楽しかった」と即答できるひとは少ないでしょう。仕事が楽しいときもあるし、それ以上に大変なことが多かったりするわけです。もしかしたら息子もおんなじなんじゃないかなあ。たぶん、保育園で楽しい時間もあると思うんだけど、先生に言われてしぶしぶやらなくちゃいけないこともあるだろうし、本当はこういうことやりたいのに先生から怒られるからとがまんしていたり。そんな子どもの事情をあまり深く考えずに、能天気に「楽しかった?」なんて聞いてくるやつがいるわけですから、そりゃあ答えたくない気持ちも分かります。息子にしてみれば、おまえに保育園のなにが分かる!ちゅう話ですよ。

 

ぼくが楽しかったかどうかを息子にたずねるのは、文字通り楽しかったかどうかを知りたいというよりも、自分が安心感を得るために聞いてたんじゃないかなあと気づかされました。そんな理由のために息子にストレスを与えるのはせめてさけようと。本人が自分から保育園の話をするようになるのを、気長に待とうと思います。

 

それから、こういうことも聞きがちじゃないですか?

○○ちゃん好き?(○○先生好き?)

実はこのあいだ、うちの息子に後ろから跳び蹴り(といっても3歳児同士なんでかわいいもんではあるのですが)してくるお友だちがいて、おい、と一瞬思ったけど、息子のほうは怒ったり嫌がったりするそぶりはまるでなく、ニコニコとふざけあってるんですね。ただ、これは息子を美化するわけじゃないんだけど、息子が跳び蹴りをすることはないんです。一緒になってふざけあってる感じ。

この様子を見たぼくは、思わず、○○くんのこと好き?って聞きそうになったんです。

本当は息子は嫌がっていて、いじめに近いようなことが起こっているのではと心配になって聞こうとしたんです。だけど、すんでのところでやめました。

これも保育園が楽しいか楽しくないかと同じような話になるんだけど、人の好き嫌いっていつでも白黒はっきりつけられるとは限らないでしょう? 本当はもっと複雑な感情だと思うんです。それを好きか嫌いか、YESかNOかで聞いちゃうというのは、物事を表面だけで判断するキケンな考え方だと思うんですよね。

あと、結局聞いてるぼくとしては「好きだよ」と言ってもらってほっと胸をなでおろしたいだけだったんです。もしも仮に息子が友だちづきあいで苦労をかかえているのであれば、もっとちがうアプローチでそれを解決に導いてやらなくちゃいけない。具体的にどうしたらいいのか、それはまだ試行錯誤なんだけど、少なくとも「○○くんのこと好き?」とダイレクトに聞くことが解決につながらないだろうと思うのです。

 

これは友だち関係だけじゃなくて、先生に対してもそうだと思います。

先生のことを好きか嫌いかたずねる明確な理由をもう一度考え直して、それがもし保育園で楽しそうに過ごせているかを判断するためのものであるのなら、もっとちがう聞き方があるのではないかと思うわけです。そしてもし先生のことがキライだった場合、「なんで? どうして?」と根掘り葉掘り聞かないほうがいいと思うんですよね。だってぼくが同じ立場だったとして、そういうふうに聞かれてもちっともうれしくないもんな。

あとこれは直感的なものだけど、やさしい先生は好きだろうし、厳しい先生はきらいになりやすそう。でも子どもの成長のためには、どちらの先生も大切になりますよね。単純に好きか嫌いかしか見ていなかったら、大事なことを見落としてしまうんじゃないかと思うんです。

 

最後に誤解のないように書いておくと、まったく保育園の話題を口にするな、というのもなんかちがうと思うんですよね。ただ、うちの息子は保育園の話題に触れられることを、例えば「今日はなにして遊んだの?」とかでさえもいやがるので、なかなか難しいです。もうちょっと時間がたたないと難しいのかもしれない。(といっても0歳から通っているから、保育園に不慣れというわけでもないと思う。4月から新しいクラスになったということが大きいのかな)

 

まだ結論を導き出せないエントリーなんですけど、とにかく親の安心感を得るためだけにいろいろと子どもに聞くのはそれだけでストレスになり得るし、3歳といえど子どもの心境も複雑で、なんでもかんでも白黒つけられないんじゃないの? とそういうことです。

 

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