読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

クライシスは産後だけとは限らない。その名も看護クライシス。

昨年末、息子が体調を崩してしまった。

この間、妻は睡眠時間を削り取られて、日中も片時も離れようとしない息子に、もううんざり状態。

むろん、ぼくへの風当たりも強くなる。ぼくの一挙手一投足に、けんかを売るような態度で挑んでくる。

 

最初はぼくもなんとかこらえていた。

夜中に息子の咳き込む声で目が覚めることがあっても、妻に比べてぼくは、まだ睡眠が取れている。

ここはぼくがこらえねばならん。そう自分に言い聞かせていたのだ。

 

年末年始なのでかかりつけの病院はお休みだった。

だから急患に行かざるを得なかったんだけど、それは全部ぼくが引き受けた。

普段から病院につれいてくのは主にぼくの仕事なのだ。

 

病院からの帰り道、かすかに期待してしまう。

少しは妻も休養がとれただろうか。

機嫌がよくなっているだろうか。

 

家に帰り着くと、明るい笑顔で妻が迎えてくれた。

息子を「よくがんばったねー」と優しく包み込んでくれる。ぼくもほっとした。

 

しかし、その状態は1時間も続かなかった。

まさに一触即発の、薄氷を踏むような事態にすぐにおちいった。

 

ふとぼくは、なんだかなつかしい衝動にかられた。

ぞわぞわと足もとをすくう妖気!

体の芯からふつふつと燃え上がるパッション!

妻への敵対心!

ぬぬぬ……。

気がついたときにはもう、かつて封印したはずの、クライシスの渦の中にぼくらは飲み込まれていたのだった。

f:id:houta30:20140108120855j:plain

 

クライシスはなぜ起こる? 

ここでクライシス発生の条件を復習しておこう。

  1. 睡眠不足
  2. 自分の時間が持てない
  3. ストレスの発散ができない
  4. よき理解者が近くにいない

 

ほかにもいろいろと原因はあるだろうけど、要約するとだいたいこの辺に集約されると思う。

我が家は5ヶ月になる娘がいるので、産後クライシスの期間に該当すると思うけど、ふたり目ということもあり、夫婦ともにある程度免疫があって、これについてはなんとか乗り越えていた。

 

しかし、うっかりしていた。

 

3歳の息子を看病しているときにも、これらのクライシス条件は容易に満たされるのだった。

 

看護クライシスとでも呼べばいいだろうか。 

(産後クライシスと、語感も似てるよ!)

 

ちなみに、息子は体調を崩しやすい子どもだった。

保育園に通い始めた10ヶ月のころ、月の半分も保育園に行けないような日々が続いた。

月曜日に保育園に行ったとする。すると火曜日の朝には熱が出ている。

水曜日は小児科。もちろん保育園にはやれない。

木曜も金曜も保育園にやれず、病児保育を利用。

土曜日に回復の兆しが見え始め、日曜日になんとか元気になる。

そして月曜日に保育園に行くと、火曜日の朝にまた熱が出るという状態だった。

 

入院の回数も多く、3歳までに5回の入院をした。

(気管支炎や肺炎などだった)

しかし、いま思い返せば、看護クライシスに陥るほどのことはなかったと思う。

 

いや、もちろん、入院中もすごいストレスフルな毎日で、上の4つの条件は基本的に満たされていた。

ただ、上では触れなかった5つ目の条件と言おうか、これが決定的に異なるのだ。

 

それはなにか。

 

夫婦が同じ場所にいるということである。

 

入院中は、基本的に夫婦で交代して看病していた。

だから、互いに顔を合わせるのは病室での、ほんの一瞬だったのだ。

おそらくはそのことが、看護クライシスにおちいることを防いでいたのだと思う。

 

しかし、今回は自宅で息子を看護していて、しかも年末年始の長期休暇だったために、病院に行っているあいだ以外は、ずっと夫婦で同じ空間にいたのだ。

妻からすれば、ぼくのちょっとした言動にイライラすることが多かったのだろう。

ぼくもぼくで、そんな妻を寛容な心で受け止めることができなくなっていた。

まさに産後クライシスと同じような状況におちいってしまったのだ。

 

とすると、夫婦って一緒にいないほうがいいの? という疑問がわいてくる。

これについては、悲しいことではあるけれど、ひとつの真理ではあると思う。

ただし、だからといって、妻だけが看病すべきとかそういうことではないことは強調しておきたい。

 

ぼくが言いたいのは、妻も夫も同じだけ看護の負担を背負いつつ、同じ空間にはいないことが望ましいことがある、ということだ。

 

なにも1ヶ月も2ヶ月もそういう期間が続くわけじゃない。

子どもが回復の兆しを見せる1週間くらいのあいだは、夫婦が一緒にいないほうがよいかもしれないということ。

妻が夜中に眠れないほど看病しているのであれば、昼間は夫が別室で子どもの看病をする。

この間、妻が寝るのであれば、決して子どもを寝室には近づけないようにする工夫が必要だろう。

 

もしくは、外出する元気が妻にあるのであれば、気晴らしに外に出るのもいいと思う。

なにも子どもが体調を崩しているときに、気晴らしで外出することに罪悪感を覚える必要などない。

自分が看護する時間帯に、ベストなコンディションで臨むことのほうが重要だ。

 

あと、やりがちだけど、パートナーが看護しているときに、よかれと思って「大丈夫?」などと声をかけるのもやめたほうがいいかと思う。(特に男性のみなさん)

これは産後クライシスで「手伝おうか」がNGワードと呼ばれることと似ている。

どこか当事者ではないような印象をパートナーに与えることがあるようだ。

(そんな〜、と思った男性のみなさん、お気持ちはよく分かる)

 

繰り返しになるけど、今回の看護クライシスは、年末年始の長期休暇中で夫婦がともに家にいる状態だったから生じた、とぼくは考えている。

これはレアなケースかもしれないけど、産後クライシスと呼ばれるような状況は、決して産後でなくても、なにかの拍子に起こり得るんだよ、ということが伝わればなあと思う。

育児ってほんと、油断大敵だよね。。。

 

よかったら以下の記事もあわせてどうぞ。

※ブログ記事へのコメントは可能ですが表示はされません。