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ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

もしかすると夫婦で育児を分担するという考えが諸悪の根源になっているのかもという話。

夫婦で育児を分担する。

もはやこれ常識だし、このことに(夫として)異を唱えようものなら、夫失格の烙印を押されてしまいそうです。結婚を考えている女性であれば、婚約者になるひとが育児に積極的かどうか、それがひとつの判断基準となるような、それくらい現代に根付いた考え方のように思います。

で最近、このことを改めて考える機会が偶然続いて、実はこの考え方こそ産後クライシスに代表されるような、夫婦間で生じてしまうトラブルの原因になっているのでは、と思い至ったんです。

我が家の夫婦関係

息子が生まれたとき、我が家にも妻との関係が険悪な時期が続きました。子どもが生まれて幸せの絶頂にあるはずなのに、仕事から帰ってきたら妻がイライラを通り過ぎてぐったりとしていて、そんな妻に対してぼくも「大丈夫?」と声をかける気力すらなかったり。

それをなんとか乗り切り、息子が3歳となる今年、娘を授かりました。息子のときの反省を生かそうと夫婦で新たな気持ちで育児に取り組みましたが、それでもやっぱり訪れた険悪な時期。ただ、夫婦ともに少しは免疫がついていたのでしょう、いろいろと話し合いの場を設けたりして、がんばってきました。険悪になっちゃ話し合い、また険悪になっちゃ話し合い、と折れ線グラフのように過ごしていました。それはそれで疲れますけど、仕方がないと思ってました。

転機

そんなある日、妻が近所のヨガ教室に通い始めました。生まれて間もない赤ちゃんを連れて参加する産後ヨガと呼ばれるものらしく、インドアの妻でも気軽に参加できる雰囲気だったのでしょう。常々、家に閉じこもってないほうがよいと思っていたぼくは、すばらしいものに目覚めてくれた、と思いました。

ぼくの予想は的中して、妻が産後ヨガに通うようになって一気に夫婦関係が好転し始めました。ストレス発散になっているようだったし、筋肉もついて、生まれたばかりの娘を抱いていても疲れにくくなったと言っていました。ただこのヨガの教室、週に1回の全4回の教室ですぐに終わってしまったのです。

ああ、これでまた妻がストレスを抱え込むようになるかもしれないと、ぼくは不安でした。

ところが。

不思議なことに、ヨガ教室が終わってしばらくたったいまでも、夫婦の関係がいい状態に保たれているのです。

いままでは、気晴らしに外出しても、そのリフレッシュ効果ってせいぜいその日限りのものだったんです。翌日にはもう元に戻っていたりと。だから、ヨガ教室の効果がそんなに長く続くはずなんてないんです。

で、いろいろ考えて、ひとつ思い当たったんですが、それはヨガ教室を通じて妻にママ友ができたということなんです。人見知りな妻にしては、連絡先を交換してLINEでもつながっているというので驚いています。

 

しかもこのママ友、なんと同じ団地内の同じ棟に住んでいるかただったんです。団地の近くのヨガ教室に通っていたんで、まあ、確率としてはそれなりにあったとは思いますけど、けっこうすごくないですか? 我が家の3階上に住んでいらっしゃって、我が家に遊びに来たこともあります。 

このママ友さんを尊敬するエピソードがあるんですが、ヨガ教室に通いたいけどお子さんがいるために断念しているママに

「私がお子さんを見ているから、そのあいだにヨガ教室に行っておいでよ」

と声をかけたというのです。こういうことってなかなか言い出せることじゃないですよね。だって、ママ友さんにもお子さんがいるわけで、自分がそういう状況でよそのお子さんの面倒を見れるかというと、ぜったい尻込みしてしまいます。

我が家に舞い降りた天使、ママ友 

このママ友さんの存在が、実はぼくら夫婦のあいだ、とりわけぼくにとってかなり大きいのではないかと気がついたんです。

妻とママ友さんが、普段どういう話をしているのかは知りません。だけど、いままでは自分の中に秘めておくしかなかった育児のストレスや、ぼくへの不満なんかを相談できる相手が、妻にできたというのは事実です。実際に相談するかどうか別として、相談できる相手が近くにいるということが重要なんです。

これは妻にとってよいことであるのはもちろんのこと、ぼくにとってもとても心強い。いままでは精神的にまいっている妻を目の前にしたら自分がなんとかしなくちゃと思っていたんです。でもその気負いがなくなった。すごくストレスから解放された気がします。

 

ママ友の大事さとか、たぶん、そういうことはずっと前から言われたいたとは思います。でもぼくが言いたいのは、

「我が家の子育てをママ友さんとも分担している」

って感覚が重要なんじゃないかってことなんです。

もちろんママ友さんに「うちの子どもを一緒に育ててください」なんてお願いはしていないですよ。あくまで気持ちの問題です。

もっとたくさんのひとと育児を分担しようよ! 

例えば、本エントリーのタイトル

「もしかすると夫婦で育児を分担するという考えが諸悪の根源になっているのかもという話。」

を見たとき、はあ!? と思ったひとも多いのではないでしょうか。実際にはパパ友やママ友がすでにいるひとでも、夫婦で分担するのが当然だろって気持ちで本エントリーを読み始めませんでしたか?

ほんとうはもっと分担できるひとたちがそばにいるのに、そういうことをみじんも考えずに、夫婦だけで分担することになんの疑問も抱かずにいる。夫婦で育児を分担することが理想の形だと思っている。かつてのぼくらがそうでしたが、まじめな夫婦に限って、夫婦のあいだで生じた問題に面と向かって向き合い、それでも解決の糸口が見いだせず、ゆっくりと、でも確実に疲弊していく。

 

夫婦だけで解決できない問題があってもいいんですよ。そういう問題があったら、それを解決できるひとを頼ればいいんです。

もちろん、パパ友、ママ友だけじゃないです。祖父母であったり、シルバー人材センターだったり、ファミリーサポートだったり、いまの世の中、子育てをサポートしてくれるひとは実はかなりそばにいます。

幼稚園や保育園だってそうです。だれもが利用する場所ですが、

「保育士さんと自分の子どもを分担して育てている」

って感覚を持ってるひとが、はたしてどれくらいいるでしょうか。日中、ぼくらの手から離れた子どもたちは、幼稚園や保育園で育っているんです。これを育児の分担と呼ばずして、なんと呼ぶのでしょう。

 

ちなみに今日の話は、育児を分担している夫婦に限った話ではありません。

例えばまったく育児に興味のない旦那さんを持ってるひと、仕事が忙しすぎて実質的にパパかママのどちらかが育てている場合、もしくはシングルマザーのひと。こういうひとたちもきっと、たくさんのひとたちと分担して子育てをしているって感覚を持っていれば、ストレスからずいぶん解放されるのではないでしょうか。

それに、夫婦で育児を分担することが理想だという考えが、こういったひとたちにストレスを与える一因になっている気がするのです。だからそう言った理想を口にするのは、もうやめようと思うわけです。

(余談ですが、これを書いていて、教育テレビで放映されていたフルハウスという海外ドラマを思い出しました)

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ここまで読んで、

なんだよ、結局気持ちの問題かよ、

と白けたかたがいたかもしれません。でも、育児中に夫婦で生じる問題の多くは、気持ちの問題なんです。明確な原因があるわけじゃない。だから、びしっとピンポイントで対策を講じることができないんです。

だったら試しに、夫婦で育児を分担しなくちゃいけないという意識を変えてみてはどうでしょう。身近にいるひとたちを、もっと気軽に頼ってみましょうよ。気持ちの持ち方ひとつで、夫婦の関係や子どもへの接し方が劇的に変わることがあると、ぼくは信じています。

興味のあるかた、次の過去記事もどうぞ。

バングラデシュからの留学生に学んだこと。 - ほう太パパの七転び八起き

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